βグルカンは古くから抗がん、殺ガン物質として研究されてきました。
βグルカンとは、構造によって働きが異なる高分子多糖体をさします。
グルカン全体ではアミロース、デキストリン、セルロース、グリコーゲンなどが代表にあたりαグルカンとβグルカンに分類されています。(でんぷんやデキストリンなどはαグルカン)
βグルカンの種類としては、β1・3/β1・4/β1・6などに分かれ、単糖の結合式によって多糖体の構造が違います。
キノコ類に多く含まれるこのβグルカンは古くから抗がん、殺ガン物質として研究されてきましたが、解明できない時代もあり研究が停滞する時期もありました。しかし、その構造が明らかになるにつけ抗がん性の高い種類のβグルカン(β1・3Dグルカン)も限定されるようになり期待する効果が顕著に現れるようになってきました。
現在では抗がん剤との併用による効果も発表され、医療分野でもがん治療における期待度が極めて高い成分として位置付けられるようになってきました。